＊本記事はZDNet Koreaの記事を和訳したものです≪原文を見る≫＊
7月30日、カカオトークアンドロイド版でゲームプラットフォームが公開されました。
カカオトークは今後持続的なコンテンツの追加で完璧なゲームプラットフォームとして位置づけられることを目標としています。
今まで韓国のモバイルゲーム業界では効果的な広報・マーケティング手段がなかったたため、カカオトークのゲームプラットフォームとしての成功に期待が寄せられています。
カカオトークが新たなプラットフォームとして地位を確保したらカカオトークの最大の力である「人と人のつながり」による口コミマーケティングが力を発揮し、新しい収入源となり得るためです。
しかし、カカオトークのゲーム機能はまだ改善の余地があるようです。
１■ゲームメニューはどこ？
上段：（左から）友だち－チャット－おすすめ友だち－その他
アンドロイドOS基準でカカオトークを開いたとき、上段のメニューに「友だち－チャット－おすすめの友だち－その他」順でボタンが並んでます。
ゲームは「その他」メニューから実行することができるので、ゲームを実行するまで少し手間がかかります。
カカオトークがゲームを新規収益源のコンテンツとして考えているのであれば、ユーザインタフェースをもっとわかりやすく変更する必要があるようです。
２■ゲームが10つしかない？
既存のグーグルプレイやアップルストアなどでひたすらスクロールしながらゲーム選びに夢中だった人なら少しさびしく感じるかもしれません。
ゲームメニューのトップ画面はシンプルで、上段に広告バナー２つと下段にゲームリストが配置されています。
7月30日に公開されたゲームは全部で10つで、1つを除いたらすでに他のアプリマーケットで公開されているゲームです。
すでに楽しさが検証されたゲームばかりなのでカカオトークの友だちと一緒に楽しくプレイできるのは間違いなしです。
３■カカオトークの友だちとゲームの連動は？
ゲーム画面でゲームを選択しタップしたら「グーグルプレイでダウンロード」というボタンがあります。
SKT・KT・LGU＋のキャリア3社独自のアプリマーケットとは連動されません。
＊SKT・KT・LGU+とそれらの独自のアプリマーケットについてはこちらの記事を参考にしてください＊
＞＞韓国大手キャリア3社の特徴まとめ（SK telecom,KT olleh,LG U+）
＞＞韓国ではアップルストアがぼろ負け？
今後ゲームが追加され続けるのであればグーグルプレイでダウンロードではなくカカオトークの専用サーバーを運営する可能性もあると思われます。
グーグルプレイでゲームをダウンロードし、すでにつながっているカカオトークの友だちと一緒にゲームができます。
これは5千万ユーザーを持つモバイルメッセンジャーを利用したゲームプラットフォームの最も大きい強みなのではないでしょうか。
公開された10種類のゲームのなかでネットワークリアルタイム対戦に対応していたり、友だちに手伝ってもらえるソーシャルゲームを楽しむときに、カカオトークの友だちを呼ぶことができます。
友だちとゲームを楽しむにはカカオトーク友だちリストで、ゲームを共有する・ゲーム友に登録する手続きが必要です。
オンラインコミュニティーや他のプラットフォームで知らない人とゲームを楽しむのではなく、もともとの友だちとゲームできるというのがポイントですね。
４■強力な人脈ゲームプラットフォーム「カカオトークゲーム」
7月30日14時からサービスが開始されたカカオトークゲームは、まずアンドロイド版でのみ提供されています。
アップルiOS版では来月中にサービスされる予定です。
来月、カカオトークがアイフォン用でも連動されたら全てのスマートフォンプラットフォームをカバーする強力なゲームマーケティングツールになり得ると考えられます。
持続的にゲームコンテンツを供給し、ユーザー便宜性が向上されたら大手3社のアプリマーケット市場をも越えられるのではないかと予想されます。
